獣☆ぷろじぇくと!

人外+女の子のイラスト、漫画が多め。【おそ松さん・電凹・サンレッド・まりんとメラン】等

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「新本格魔法少女りすか」(感想とか考察とか)

魔法少女りすかを読破しました。

読んでて思ったのは、西尾維新さんって、「子供」を書くのが苦手なのかなぁ、と。
供犠創貴の性格は元々「子供」ではないのですが、
それより、りすかや織絵も、小学生という年齢から見ても、大人びている気がします。
まぁ、普通の「小学生」を書きたくない、必要がないという事かもしれません。
他の小学生との対比がないので、創貴が「頭が良い小学生」というより、
「野心家な大学生(高校生)」のイメージが近かったです。
「身長」や「コーヒーが苦手」といった「子供らしい要素」を含めても、
彼を小学生として読みにくかった。
それとも、あの自信や野望を「子供らしさ」と捉えたほうがいいのかな?

どうでもいいですが、最初の方こそ読みにくかったりすかの台詞回しですが、
1話後半辺りから、大分日本語に慣れてましたね。


以下、細かい部分の感想を。(と、いうか私の覚え書き)
ネタバレを含むので要注意。つーか、長い。



■1話「やさしい魔法はつかえない。」

犯人は運転手か、電車の最前車両に居た人だろうなーという予想はついたんですが、まさか真空とは。
それだったら創貴も巻き込まれてないですかね?
そんな特定の箇所にだけ働く真空なんて…あ、魔法だったっけ。
りすかが
「わたし、魔方陣描くの苦手なの……わたしの場合自分の血を使わなくちゃならないから~」(45P:2段目)
と言ってるんですが、「りすかの血=魔法式」ということなら、
「魔法式を使って魔方陣を描く」、ということなんでしょうか。
そうすると後の大人りすかになった時の解説文がおかしくなるんですよね…
それとも血を使って何かを描く場合、魔法式とは関係ない、という設定かな。
細かい部分ですが、
「今度こそは一緒に『飛んで』もらうよ? さすがに一週間も待てるわたしじゃあないの」(50P:1段目)
というのは、りすかなりの冗談だと解釈したのだけど、あってるだろうか。

「己の時間を『停止』させることなんて――お茶の子さいさいなんだよ」(70P:1段目)
どうも、停止の概念がイマイチ掴み難い。
自身の時間を止めても、動き続ける事は可能なんですよね。うーむ。
一番気に入ったのは最後の下り。
「だからずっと! 友達でいよーね!」(80P:2段目)
あぁもう、りすか可愛いなー。
大人バージョンも好きですが、子供の無邪気さというか、屈託のなさが良い。

------------------------------------------------------

■2話「影あるところに光あれ。」

影を縫われても光を当てればいいじゃん、とか思っちゃいけません。いけませんてば。

「長崎県じゃあクルマってのは乗り物じゃなく、空から降ってくる災害」(121P:1段目)
魔法使いは皆徒歩か自転車なんだろうか。もしくは魔法の箒とか。
一瞬、頭の中にサリーちゃんが浮かんだのは内緒です。
「そんなことする魔法使いなんていないって」(138P:1段目)
魔法で自殺できないだけだから、自殺者は普通に居る気も。
いや、案外人口が少なくて自殺者も少なかったりするのかなぁ…
「舌を、噛み切った」(138P:2段目)
これはりすかだから可能だったのかも。
実際は舌を(自分の力で)噛み切る事がまずできないし、それほど出血しないとか。
まぁネットだけで探した情報なので、信憑性は微妙な所ですけどね。
「左腕に刺さっていた『矢』を抜いて、影谷の影を狙い、それを投げたのだ」(141P:2段目)
確か、
「急所を確実に貫かれている」(133P:1段目)
んじゃなかったのかな。さすが創貴君。そんな傷も物ともしない。
「少女もいいが――女もいいぜえ?」
『い い こ と 言 う じ ゃ ん !?』(142P:1段目)
の場面が好き。この決め台詞というか、二人の掛け合いがいいなぁ。
こういう、カッコイイ場面を作り出せるのは凄い。

感想文を読み漁ってみても、あまり在賀さんが殺された事に関して触れてないですね。
「でも、あまりにも未熟で未完成なきみにはまだ、魔法についての云々や――ぼくの野心を知ってもらっちゃ困るんだ」(150P:2段目)
彼女が野心を知る場面がありましたっけ?
それとも放っておくと、この先知られるかもしれないという事かな。
 この国では、一応
「いかに国家が法律によって魔法の存在を否定しようと」(44P:1段目)
とあるから、法律上は魔法は「無い」事になっているんでしょうね。
「何の能力も持たない普通人が魔法使いと会える機会なんて、ほとんど皆無なのだ。」(20P:1段目)
ともあるから、存在は知っていてもお互い良く知らないんでしょうね。
ただ、「魔法がある」事は知っているようだし、知っている人は知っている、という程度なのかな?

どうでもいいですが、あんな目立つコートを着ていっても良いものか。
デザインはカッコイイんですが。(是非正面図を見たい)

------------------------------------------------------

■第3話「不幸中の災い。」

前回の殺人はどうなるのーと思いきや、りすかが気づいたようですね。
今までの話をまとめる為の話、そして今後の展開の説明話、という感じでした。
とにかく創貴が不幸になってしまうお話しのため、前回の創貴の殺人行為について不満を抱えていた人も(少しは)気持ちが晴れるのではないでしょうか。
いや、それよりもお兄ちゃんが素敵。飄々とした性格が、何となくカ○シ先生を思い出させる。

「反対側の窓を、思い切り、殴りつけた。ガラスが、派手に音を立てて、割れる」(213P:2段目)
138cm、33kgの10歳にしては物凄い腕力ですね。否、ガラスが脆過ぎるのか。
そもそも右足首の骨にヒビが入っているはずでは…

で、これからの布石として6人の魔法使いの名前が。
彼ら(中ボス)を倒していって、最後にお父さん(大ボス)と対決して終わり、かな。
どうも「次回予告!」というイメージが強くて、お兄ちゃんはずっと解説役に徹底していましたね。
相変わらずタイミング良く、りすかが現われることにびっくり。
お兄ちゃんは何故拳銃を使ったんでしょう。もう一度血をかければいいのに。
確実性を求めるなら、首を絞めるという手段もあったのでは…
とかく銃だと気づかれやすい上に、証拠が残る恐れがある気が。

そして、創貴が急に素直になったのが、返って怖い。
「ぼく達はもう、決定的に、手遅れなのだ。もう、どうあがいたところで――ぼく達は、やり直すことなどできないのだ。綺麗になってやり直すためには、ぼくもりすかも、あまりにも手を汚し過ぎている」(241P:1段目)
いきなり後ろ向き発言も創貴らしくない。
弱気な一面が出たのか。それにしては、1、2話のあの性格と噛みあわない気もする。
在賀さんを殺しても(悲しんではいたものの)しょうがないと割り切っていたのに、手を汚しすぎたと自分に浸る主人公。
子供だからという条件を除いても、余り万人に好かれるタイプじゃないですね…
それを狙っているのは重々承知していますが。

------------------------------------------------------

-*-*-* 覚え書き *-*-*-

魔法式:数学で表すなら「式」
    術をかける対象に、あらかじめ「式」を先に描くことによって、
    呪文の詠唱時間を省略する。

魔方陣:数学で表すなら「公式」
    術者本人がそばに居なくても、一定の条件がクリアされ、フラグが立つと魔法が発動。

☆どちらも、耐性も免疫もない人間が、長時間見ていると、
 場合によっては発狂してしまうこともある。
☆魔法使いは海を渡れない。
☆魔法を使って自殺は出来ない。
 魔法を使うには、精神を集中しなくてはならないため。
 例えば、手首を切るなら無心になればいいが、魔法は無心では唱えられない。


供犠創貴:主人公。多分、過去に何かやってそう。注意力が高い。らしい。

水倉りすか:体内の血液が、そのまま魔法式の役割を果たす。
    あらゆる魔法式を、体内にあらかじめ『施呪』されている。
    そのため、血を流すことによって魔法を使うことが出来る。
    魔法を使う(=体内の魔法式を使う)ことによって、血液を失う?
    「ガキモードんときに一週間分、二人分時間を飛ばすのに、魔力(けつえき)使い過ぎたか」(68P:2段目)
    「一定以上の血液が流れ出た――簡単に言えば
     本体が死の危機に陥った際、自動的に発動する――
     本体の生命の停止を発動条件にした『魔方陣』。」(65P:2段目)
    「魔法式が織り込まれた血液内に仕掛けたのだ。(略)
     水倉りすかの相対的時間を一気に十七年分進める(略)
     今のりすかの最大魔力、その六百二十倍の魔力を込めた魔方陣。
     魔法式で魔方陣を組むという非常識。」(68P:1段目)

     属性「水」、種類「時間」

1話
高峰幸太郎:属性「風」、種類「召喚」→真空
2話
影谷蛇之:属性「光」、種類「物体操作」→影縫い
3話
水倉破記:属性「水」、種類「運命」→不幸

| 感想まとめ | 22:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kemonoproject.blog85.fc2.com/tb.php/13-4419c0e8

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT